個人差こそありますが、20歳頃をピークに耳の聞こえの能力が低下するといわれております。
加齢に伴う難聴は特別なものではありません。
一般的には特に高い音が聞き取りにくくなってきます。
結果会話の中で、聞こえる音と聞こえにくい音が混在して、聞き間違えや、会話の不明瞭に惑わされることが多くなると考えられます。
難聴の程度(軽度・中度・高度)・難聴の形(フラット・高音斬形・低音障害)などに加え、感音成分が加わりますと、聞こえの状況は一段と複雑になります。
聞こえに疑問を感じたら、まずは自身の聞こえの状態を調べて、現状を正しく認識することが肝要かと思われます。補聴器は個々の聞こえの状態に合わせ、調整を重ねることが何よりも大切なことです。
難聴が及ぼす影響は音量だけではなく、言葉を理解するスピードの低下、聞こえる言葉の明瞭性の悪化などなど多岐にわたります。
周囲の方が難聴に対して理解を深めることが、より良い会話の改善となることもご理解ください。